Stream Deckとは
Stream Deckは、Elgatoによって開発された、ライブストリーミングやビデオプロダクションをサポートするハードウェアデバイスです。
このデバイスは、多数のタッチスクリーンボタンを備えており、各ボタンにカスタムなアクションを割り当てることができます。
例えば、ライブストリーミング中のシーン切り替え、オーバーレイの表示、ソーシャルメディアへの通知、またはオーディオ設定の調整など、様々なタスクを一つのデバイスで簡単に操作できます。
Stream Deckの利点
- 効率的な操作
- Stream Deckの最大の利点は、複数のタスクを一つのデバイスで効率的に操作できることです。例えば、 OBS StudioやXSplitなどのライブストリーミングソフトウェアと統合し、シーン切り替えやソースの追加、削除などをボタン一つで行うことができます。
- カスタマイズ性
- 各ボタンはカスタマイズ可能で、ユーザーのニーズに応じて設定することができます。画像、テキスト、またはアニメーションをボタンに割り当て、視覚的にアピールすることも可能です。
- 多機能性
- Stream Deckは、ライブストリーミングだけでなく、ビデオ編集やポッドキャスト制作など、様々なクリエイティブなタスクにも対応しています。例えば、Adobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xとの統合により、編集プロセスをスムーズに進めることができます。
- ソーシャルメディア統合
- Stream Deckを使用すると、ソーシャルメディアへの通知や投稿も簡単にできます。例えば、TwitterやTwitchへの通知メッセージを事前に設定し、ボタン一つで送信することが可能です。
Stream Deckは、ライブストリーミングやビデオプロダクションの効率と品質を大幅に向上させる強力なツールです。
カスタマイズ性が高く、多機能性を備えたこのデバイスは、クリエイターにとって必須のアイテムとなっています。Stream Deckを活用することで、よりスムーズで高品質なコンテンツ制作が可能になります。
カスタマイズ可能なStream Deck？MasterHubとは
対して「MasterHub」はボタンやダイヤル、スライダーなどのパーツを自由に組み合わせることができます。
発売はまず北米市場で夏ごろ（おおよそ9月頃）から開始される予定で、後に日本を含めたアジア圏でも展開される計画です。
ボタン以外にもホイールモジュール、ノブモジュールがあるため、音量のコントロールを割り当てることも可能です。
まず、好きなようにモジュールを組み合わせることができます。ボタンやダイヤル、スライダーなどのパーツを自由に組み合わせられるんです。
組み合わせ可能な5つのモジュール：
- エンコーダーとIPSディスプレイモジュール: インタラクティブなアプリ制御が可能です。
- キーモジュール: 15個のキーを備えたIPSディスプレイモジュールが含まれています。
- ノブモジュール: 3つのノブで細かい調整が可能です。
- ファーダーモジュール: 5つのファーダーで精密な調整ができます。
- ローラースクロールモジュール: 2つのローラースクロールでスムーズなナビゲーションが可能です。
また液晶モジュールも開発中で、設定画面を表示してコンソールのように使うことができそうです。
このほかにも多くのモジュールがリリースされると噂されています。
MasterHubの懸念点
Stream Deckは、プラグインライブラリが構築されており、無料で直接ダウンロードすることができます。
しかし、MasterHubにはありません。将来的には同様のことができると言われています。
次に非常に高価ということです。フェーダー、ローラー、15キーディスプレイを含む基本的なキットで$399（約56,000円）となっています。
全てのモジュールの場合は$549（約77,000円）かかります。
Stream Deck は $150（約21,000円） 未満で入手可能です。
MasterHubは、たくさんの機能が必要な人には魅力的かもしれません。でも、まだ発展途中の製品なので、もう少し様子を見てから買うのがいいかもしれません。
MasterHub ホームページ : https://www.coolermaster.com/en-global/products/masterhub/
